支配勘定(読み)しはいかんじょう

精選版 日本国語大辞典 「支配勘定」の意味・読み・例文・類語

しはい‐かんじょう‥カンヂャウ【支配勘定】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府職名一つ。勘定奉行配下で勘定組頭指揮をうけ、勘定所所管の事務を処理した役人。万治二年(一六五九)はじめて二四人を置き、のち、増減あり、幕末には五〇人に及ぶ。役高百俵。支配勘定衆。〔御触書寛保集成‐三〇・享保九年(1724)七月

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の支配勘定の言及

【勘定奉行】より

…この時点で農政部門と財政経理部門が合一し,留守居兼務の職務も勘定頭に一元化して勘定頭制が成立し,同時に伊奈は事実上の関東郡代となった。勘定所の属僚は勘定組頭,勘定,支配勘定で,勘定は38年上方,関東,作事方各4人が初めて置かれたというが,会計担当が決められたのであり,創置はこれ以前であろう。勘定組頭は64年(寛文4)初めて6人が置かれ,御殿詰,上方,関東方に分けられていたが,1723年(享保8)この区分は廃止され,勘定奉行による一元的代官統制が実現した。…

※「支配勘定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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