放散虫類(読み)ほうさんちゅうるい(その他表記)Radiolaria

最新 地学事典 「放散虫類」の解説

ほうさんちゅうるい
放散虫類

学◆Radiolaria

リザリア類のうちオパール質や硫酸ストロンチウム質の骨格をもつ単細胞性真核生物。カンブリア紀〜現世。オパール質の放散虫類を多孔嚢類(ポリキスティナ類)といい,チャートの主要構成生物で,珪質泥岩からも多産する。海生浮遊性で従属栄養性。核膜・中心嚢膜・細胞膜により細胞質は3層に分かれ,細い針状の仮足を多数もつ。タクサポディア類を放散虫類に含めるかは議論があり,ファェオダリア類は除外された。

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参照項目:アカンタリア類
参照項目:アルケオスピキュラリア類
参照項目:アルバイレラリア類
参照項目:エンタクチナリア類
参照項目:コロダリア類
参照項目:スプメラリア類
参照項目:ナッセラリア類

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「放散虫類」の意味・わかりやすい解説

放散虫類
ほうさんちゅうるい
Radiolaria

原生生物界有孔虫門放散虫類に属する種類の総称。一般に体は直径 0.01~5mmほどの球状で,周囲から放射状に多数の仮足を糸状に伸ばしている。細胞質は膜状の中心嚢によって中心部と周辺部に二分されており,中心部に核がある。ほとんどの種がケイ酸や硫酸ストロンチウムを含む殻をもつ。骨格の形は放射状に突き出たもの,格子状になったものなどさまざまである。海洋性プランクトンとして海表で浮遊生活をする。死後,骨格が海底に沈降して堆積岩の一部となって放散虫軟泥 Radiolaria oozeを形成し,太平洋赤道帯北側は特に放散虫類が豊富なためよく発達している。原始的化石種は先カンブリア時代の岩層から発見されており,以後各地質時代を通じて多くの種類が知られている。太古の海洋に生息した量は,今日では想像を絶する莫大な量と推定され,その骨格が著しく多量に残存している。骨針のみ残っているため生態は不明。(→有孔虫類

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