コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

放散虫類 ほうさんちゅうるいRadiolaria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

放散虫類
ほうさんちゅうるい
Radiolaria

原生生物界有孔虫門放散虫類に属する種類の総称。一般に体は直径 0.01~5mmほどの球状で,周囲から放射状に多数の仮足を糸状に伸ばしている。細胞質は膜状の中心嚢によって中心部と周辺部に二分されており,中心部に核がある。ほとんどの種がケイ酸や硫酸ストロンチウムを含む殻をもつ。骨格の形は放射状に突き出たもの,格子状になったものなどさまざまである。海洋性プランクトンとして海表で浮遊生活をする。死後,骨格が海底に沈降して堆積岩の一部となって放散虫軟泥 Radiolaria oozeを形成し,太平洋赤道帯北側は特に放散虫類が豊富なためよく発達している。原始的化石種は先カンブリア時代の岩層から発見されており,以後各地質時代を通じて多くの種類が知られている。太古の海洋に生息した量は,今日では想像を絶する莫大な量と推定され,その骨格が著しく多量に残存している。骨針のみ残っているため生態は不明。(→有孔虫類

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

放散虫類の関連キーワードゾルンホーフェン動物群シリカストーン放散虫チャート原生動物肉質虫類発光動物根足虫類地史

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android