故ぶ(読み)ユエブ

デジタル大辞泉 「故ぶ」の意味・読み・例文・類語

ゆえ・ぶ〔ゆゑぶ〕【故ぶ】

[動バ上二]わけがありそうにみえる。また、趣や風格がある。
「落ちくる水の音さへ―・び、よしある所なり」〈平家灌頂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故ぶ」の意味・読み・例文・類語

ゆえ‐・ぶ ゆゑ‥【故ぶ】

〘自バ上二〙 (「ぶ」は接尾語) わけがありそうに見える。由緒がありそうである。趣が備わる。品格が備わる。ゆえづく。
今昔(1120頃か)二四「故びたる女房の声にて内に入らせ給へと云」

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