故上(読み)コウエ

デジタル大辞泉 「故上」の意味・読み・例文・類語

こ‐うえ〔‐うへ〕【故上】

死去した、貴族婦人
装束などは、乳母めのと、また―の御人どもなどしてせさす」〈・三一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故上」の意味・読み・例文・類語

こ‐うえ‥うへ【故上】

  1. 〘 名詞 〙 貴族の夫人で死去した人。物故した貴夫人
    1. [初出の実例]「こうへの、六歳におはせし時より」(出典:落窪物語(10C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android