敗残(読み)ハイザン

デジタル大辞泉 「敗残」の意味・読み・例文・類語

はい‐ざん【敗残】

[名](スル)
戦いに敗れて生き残ること。「敗残兵」
傷つき、落ちぶれること。「敗残者」
幾星霜を閲してなかば―した山門の」〈花袋春潮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敗残」の意味・読み・例文・類語

はい‐ざん【敗残】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 戦にやぶれて生き残ること。戦に負けてその身だけが残ること。「敗残兵」
    1. [初出の実例]「敗残の将いかでかは正義に敵する勇あらん」(出典:軍歌・橘中佐(1904)〈鍵谷徳三郎〉一)
  3. やぶれ損なわれること。この世に生き残ってはいるが、身も心も衰え損なわれること。廃残
    1. [初出の実例]「幾星霜を閲して半敗残した山門の」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む