旺文社世界史事典 三訂版 「教皇党」の解説
教皇党
きょうこうとう
Guelf
12〜13世紀に激しくなったローマ教皇と神聖ローマ皇帝のシュタウフェン朝に反目するドイツのウェルフ(ゲルフ)家が中心となって結成されたが,のちイタリアの諸都市の商工業者がその中核となった。フィレンツェは,教皇党の中心都市として躍進した。おおむね教皇党には新興市民が,対立する皇帝党(ギベリン)には上流階級(貴族・領主)が多い。
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