教皇冠(読み)きょうこうかん(その他表記)tiara

翻訳|tiara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教皇冠」の意味・わかりやすい解説

教皇冠
きょうこうかん
tiara

ローマ教皇が典礼以外の公式の儀式に着用する冠。3つの層をなす先のとがった円形の冠で,頂上には十字架がはめられている。中世初期には単純な白の帽子であったが,12世紀頃からは装飾的なバンドが加わり,その後進んで冠となった。 14世紀の教皇ウルバヌス5世のときから現在のような三重宝冠となる。三重の冠は教皇の司祭権,司教権,教導権を表わし,また教皇が,現世,霊界,煉獄を司るという意味をも含んでいる。

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