霊界(読み)レイカイ

デジタル大辞泉 「霊界」の意味・読み・例文・類語

れい‐かい【霊界】

霊魂世界死後の世界。
精神の世界。「肉界」に対していう。
「―とか精神的とかいう幽玄界に」〈花袋・野の花〉
[類語]煉獄地獄奈落の世のちの世後世ごせ後生ごしょう来世冥土冥府冥界幽冥幽界黄泉こうせん黄泉よみ草葉の陰泉下

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「霊界」の意味・読み・例文・類語

れい‐かい【霊界】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 精神の世界。精神およびその作用のおよぶ範囲。肉界に対していう。
    1. [初出の実例]「議論の根本が霊界とか精神的(スピリチュアル)とかいふ幽玄界に置いてあるのに」(出典:野の花(1901)〈田山花袋〉八)
  3. 霊魂の世界。死後の世界。あの世
    1. [初出の実例]「その霊界の消息を一冊の大きい本にまとめたのでありました」(出典:抒情歌(1932)〈川端康成〉)

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