日本歴史地名大系 「教西寺」の解説 教西寺きようさいじ 愛知県:稲沢市梅須賀村教西寺[現在地名]稲沢市梅須賀町梅棗山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。永正二年(一五〇五)頃、出羽吉内が二間四面の茅堂一宇を建立し、旧矢合(やわせ)三千坊中の遺像である聖徳太子の一六歳と二歳の両像、愛染明王を安置したと伝える。大永三年(一五二三)出羽氏家臣山田甚之右衛門(浄了)が浄土真宗として再興し、実如より授けられた阿弥陀画像・六字の名号を本堂に安置し、寛文七年(一六六七)元召の時、本尊阿弥陀木像を安置、教西寺と号した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報