ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教訓主義」の意味・わかりやすい解説 教訓主義きょうくんしゅぎdidacticism 文学の第一義的目的は読者に教訓を与えることである,とする考え方は程度の差はあれギリシア時代からあり,ローマのホラチウスは特に教訓的目的を重視した。イギリスでは 18世紀前半,中産階級を読者とした小説家 S.リチャードソンなどが特に新しい市民道徳を作品中で説いている。 19世紀末には「芸術至上主義」を説く一派が鋭く教訓主義に対立した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by