日本歴史地名大系 「散布山」の解説 散布山ちりつぷやま 北海道:根室支庁紗那村散布山択捉(えとろふ)島の中ほどにある標高一五八七・三メートルの山。島内で最も高い山で、オホーツク海に飛出た散布半島上にあり、航海者は当山を目標にした。半島の付根の西側は紗那市街地、東側は別飛(べつとぶ)市街地である。昭和初期には、南側の山の裾野は馬の共同放牧地が広がっていて、グイマツ、ナラ、ダケカンバの混生林の下草はイワノガリヤス、チシマザサが豊富であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by