散布山(読み)ちりつぷやま

日本歴史地名大系 「散布山」の解説

散布山
ちりつぷやま

択捉(えとろふ)島の中ほどにある標高一五八七・三メートルの山。島内で最も高い山で、オホーツク海に飛出た散布半島上にあり、航海者は当山を目標にした。半島の付根の西側は紗那市街地、東側は別飛(べつとぶ)市街地である。昭和初期には、南側の山の裾野は馬の共同放牧地が広がっていて、グイマツ、ナラ、ダケカンバの混生林の下草はイワノガリヤス、チシマザサが豊富であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 草競馬 中川

最新 地学事典 「散布山」の解説

ちりっぷさん
散布山

Chirippusan

択捉島中央部,オホーツク海側にある成層火山。気象庁活火山名と同じ。別名はChirip。北散布(標高1,561m)とその南方の散布(別名Bogdan Khmelnitskii,標高1,587m)の2つの山体から構成され,南北19km,東西10kmの半島を形成している。2つの山体には径が数100mの山頂火口が明瞭に認められる。19世紀以降の噴火が記録されており,最新の噴火は南側の散布で1860年にあった。岩石は玄武岩および安山岩。

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