散斑(読み)バラフ

デジタル大辞泉 「散斑」の意味・読み・例文・類語

ばら‐ふ【斑】

まばらな斑点はんてん。また特に、鼈甲べっこうに黒い斑点のあるもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「散斑」の意味・読み・例文・類語

ばら‐ふ【散斑】

  1. 〘 名詞 〙 まばらな斑点。特に、黒い斑点のあるべっこう。
    1. [初出の実例]「鯱ははらふの笠へすき通り」(出典:雑俳・柳多留‐三三(1806))
    2. 「葉洩りの日かげ散斑(バラフ)なる糺の杜の下路に」(出典白羊宮(1906)〈薄田泣菫望郷の歌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android