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白羊宮 はくようきゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白羊宮
はくようきゅう

薄田 (すすきだ) 泣菫詩集。 1906年刊。 05~06年の作品を収録したもので,『わがゆく海』『ああ大和にしあらましかば』『望郷の歌』など 64編を収める。象徴派詩人泣菫の絶頂期を代表する詩集。

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デジタル大辞泉の解説

はくよう‐きゅう〔ハクヤウ‐〕【白羊宮】

黄道十二宮の第一牡羊(おひつじ)座に相当したが、歳差のため春分点が移動し、現在では西隣の魚座にある。
[補説]書名別項。→白羊宮

はくようきゅう【白羊宮】[書名]

薄田泣菫(すすきだきゅうきん)の詩集。明治39年(1906)刊。詩64編を収録。高踏的、浪漫的な詩風を示した。

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世界大百科事典 第2版の解説

はくようきゅう【白羊宮】

薄田泣菫(すすきだきゆうきん)の第4詩集(前年刊の詩文集《白玉姫》を入れると5番目)。1906年,金尾文淵堂刊。前年刊の《二十五絃》以後の新作64編を収めた泣菫の代表詩集で,古語の大幅な復活使用による古典的手法を完成させるとともに,各種の新詩律も試みている。集中の〈ああ大和にしあらましかば〉〈望郷の歌〉の2編は特に有名で,近代詩絶唱に数えられる。前者はロバート・ブラウニングの〈海外よりの望郷〉,後者はゲーテの〈ミニヨンの歌〉から想を得たものであるが,内容的には奈良,京都など日本の自然や人事を,万葉や古今的な用語,情調のうちに歌っている。

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大辞林 第三版の解説

はくようきゅう【白羊宮】

黄道十二宮の第一宮。かつては牡羊おひつじ座に相当していたが、歳差のため現在は西隣の魚座に移っている。
詩集。薄田泣菫作。1906年(明治39)刊。象徴詩・抒情小曲・民謡体詩を含み、「ああ大和にしあらましかば」「望郷の歌」が著名。高踏派詩人として最高潮の時代の作。

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世界大百科事典内の白羊宮の言及

【詩】より

…明治30年代にはまた,与謝野寛(鉄幹)・晶子らが浪漫主義の旗をかかげ,新詩社を母胎に雑誌《明星》を創刊,一方,河井酔茗,横瀬夜雨,伊良子清白ら《文庫》派の詩人たちも清新な抒情詩の秀逸を数多く発表した。薄田泣菫の《白羊宮》(1906),蒲原有明の《春鳥集》(1905)は,新体詩の達しえた高度に複雑な言語美の世界を示したが,彼らの高踏的・象徴的詩風は,フランス高踏派や象徴派に主眼をおいた訳詩によって日本近代詩史に甚大な影響を及ぼした上田敏の《海潮音》(1905)と同じ精神の土壌から発していた。訳書としての《海潮音》が明治末期の詩界で果たしたのと同様な役割を大正末期・昭和初期に果たしたのは,堀口大学の訳詩集《月下の一群》(1925)である。…

※「白羊宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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