数理社会学(読み)すうりしゃかいがく(英語表記)mathematical sociology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「数理社会学」の意味・わかりやすい解説

数理社会学
すうりしゃかいがく
mathematical sociology

計量経済学に対応する社会学の一分野。一定の数学的仮定から演繹してモデルをつくったり,それを調査実験から得たデータによって検証したり,逆に経験的データから数式で表わされる法則を導いたりする。 1960年代後半から急激に発展して用語としても定着してきた。内容的には,いまのところ人口移動,情報の伝達,小集団構造などに関するものが研究されてきている。またゲーム理論やマルコフ・マトリックスなどを用いた高度な数学理論モデルもつくられるようになってきた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android