敵国人抑留所

共同通信ニュース用語解説 「敵国人抑留所」の解説

敵国人抑留所

戦争で敵国人となった外国籍の一般市民をスパイ防止や保護などを目的に収容する施設。戦争捕虜を研究する市民団体「POW研究会」の小宮こみやまゆみ氏によると、日本では警察が管轄し、1941年の太平洋戦争開戦で27都道府県に設置、翌42年に神奈川など6都県に統合された。当初は18~45歳の男性が対象だったが、戦争が進むにつれ、女性や子ども、高齢者に拡大した。終戦までに延べ約1200人が収容され、51人が抑留中に死亡した。南足柄市の神奈川第1抑留所での死者は5人。

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