文世光事件

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文世光事件

文世光ムン・セグァン事件 在日韓国人の文世光が1974年8月15日、ソウルで演説中の朴正熙パク・チョンヒ大統領を銃撃、暗殺しようとした事件。大統領は無事だったが、陸英修ユク・ヨンス夫人と韓国人女子高生の2人が死亡。文は日本人名の旅券を所持し、大阪府警の交番から盗まれた拳銃が犯行に使われたため、韓国政府は日本政府の責任を追及した。韓国側は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の指令を受けた犯行として朝鮮総連に対する規制を要求したが、日本側はできないとして対立。日韓国交断絶の恐れも出たが、田中角栄首相の親書を携えた椎名悦三郎・自民党副総裁が9月に韓国を訪れ、事件の道義的責任を認め関係改善に努力することで合意。覚書で日本国内の反韓国政府テロなどを取り締まると約束した。(共同)

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