斎・忌(読み)いもい

精選版 日本国語大辞典 「斎・忌」の意味・読み・例文・類語

いもい いもひ【斎・忌】

〘名〙
身心を清め慎むこと。ものいみ。斎戒。いもゆ。
※竹取(9C末‐10C初)「此の人々ども帰るまで、いもゐをしてわれはをらん」
源氏(1001‐14頃)幻「御正日には、上下(かみしも)の人々皆いもゐして、かの曼陀羅など、今日ぞ供養せさせ給ふ」
精進料理。また、それを盛った椀。
書紀(720)敏達一三年是歳(前田本訓)「此の時に、達等、仏の舎利斎食(イモヒ)の上に得たり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android