斎宮の忌詞(読み)さいぐうのいみことば

精選版 日本国語大辞典 「斎宮の忌詞」の意味・読み・例文・類語

さいぐう【斎宮】 の 忌詞(いみことば)

  1. 伊勢斎宮で、神慮をはばかり、仏教語と不浄語とを忌むために、代わりに用いたことば。「仏」を「なかご」、「経」を「そめがみ」、「僧」を「髪長」、「血」を「汗」といった類。
    1. [初出の実例]「かのさいくうのいみ詞忌(いま)はしやとて道も狭(せ)に、曝(さら)す体を道者にも嫌ひ」(出典浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)夢路のこま)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android