斎王宮跡(読み)さいおうきゅうあと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斎王宮跡」の意味・わかりやすい解説

斎王宮跡
さいおうきゅうあと

三重県多気郡明和町にある遺跡伊勢神宮に奉仕する皇女斎宮といい,斎宮の仕事の一切を処理するところを斎宮寮といって,この地にあったといわれている。 1971~75年に発掘調査が行われ,奈良時代平安時代の建物跡が多数発見された。また須恵器土師器緑釉陶器灰釉陶器などのほか,風字硯,円面硯なども発見されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android