斎籠・忌籠・居籠(読み)いごもり

精選版 日本国語大辞典 「斎籠・忌籠・居籠」の意味・読み・例文・類語

い‐ごもり【斎籠・忌籠・居籠】

〘名〙 (「居籠」は当て字) けがれに触れないように物忌みをして家内に閉じこもること。特に、各地神事で、正月の亥(い)の日から巳(み)の日までの間、家内にこもって祭りを待つ習俗。→西宮(にしのみや)の忌籠り。《季・新年》〔実隆公記‐延徳二年(1490)九月一二日〕
浮世草子・当世乙女織(1706)一「命からがら表を戸ざして、ときならぬ居籠(ヰゴモ)り、気のつきばらしのいっそ酒」

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