斗ノ内浦(読み)とのうちうら

日本歴史地名大系 「斗ノ内浦」の解説

斗ノ内浦
とのうちうら

[現在地名]北淡町斗ノ内

斗ノ内村の北西海浜沿いにある浦方の村。集落西浦にしうら街道に沿って北東から南西へ細長く延びる。正保国絵図に計内浦とみえ高二四九石余とあるが、これは斗ノ内村をさすのであろう。天保郷帳・旧高旧領取調帳では斗ノ内(計之内)村の高のうちに含まれる。反別戸数取調書には斗ノ内村とは別に斗ノ内浦がみえ、田畑記載はない。家数八〇・人数五〇九。延宝(一六七三―八一)の加子役は一一人役で銀二二〇匁を負う。近世後期これをもとに割増賦課が続き、銀二九一匁余を負担。また肴運上として銀一五〇匁、鰯運上として銀一五匁余を負担した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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