料る(読み)リョウル

デジタル大辞泉 「料る」の意味・読み・例文・類語

りょう・る〔レウる〕【料る】

[動ラ五(四)]《「料理」の動詞化》料理する。物事をうまく処理する。
山鳥を―・る時、青年は…台所へ立って」〈漱石・永日小品〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「料る」の意味・読み・例文・類語

りょう・るレウる【料理・料】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 名詞「りょうり(料理)」の動詞化 )
  2. 料理する。食べ物を調理する。
    1. [初出の実例]「吉野川見所おほしといふ事は大きな鮎を料るゆへかも」(出典:狂歌・後撰夷曲集(1672))
  3. 物事をうまく処理する。また、相手を痛めつける。
    1. [初出の実例]「れふってくだんせ」(出典:黒本・化物曾我(1776)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android