料足(読み)リョウソク

デジタル大辞泉 「料足」の意味・読み・例文・類語

りょう‐そく〔レウ‐〕【料足】

あることにかかる費用代価
供具きょうぐの―一万疋そへて」〈太平記・三六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「料足」の意味・読み・例文・類語

りょう‐そく レウ‥【料足】

〘名〙 (「料」は物の代物、「足」は銭の意) ある用件をはたすのにかかる費用。物品の代価。料脚。要脚
東寺百合文書‐る・応安元年(1368)六月二三日・最勝光院方評定引付「件足可被成修造足之旨」

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世界大百科事典(旧版)内の料足の言及

【銭】より

…明銭の洪武通宝,永楽通宝,宣徳通宝などは中国銭のなかでも最も代表的なものである。中国渡来銭の流通が軌道に乗るようになると,室町時代には中国銭を形態のうえから阿堵(あと),鳥目(ちようもく),鵝眼(ががん)などと呼び,また使用の面から御脚,用途,料足などととなえるようになった。中国銭の国内通用が盛んになると,中国官鋳制銭をモデルにして造られた私鋳銭や模造銭が現れ,官銭は一般に良銭,精銭と呼ばれ,私鋳銭,模造銭は悪銭または鐚銭(びたせん)ととなえられた。…

※「料足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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