断魂(読み)だんこん

精選版 日本国語大辞典 「断魂」の意味・読み・例文・類語

だん‐こん【断魂】

  1. 〘 名詞 〙 たましいが断ち切られるほどいたましいこと。悲哀の情のはなはだしいこと。断腸
    1. [初出の実例]「回首離程一断魂、疎鐘野火月黄昏」(出典:頼山陽詩集(1832)一九・既別憶母)
    2. [その他の文献]〔韋荘‐春愁詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「断魂」の読み・字形・画数・意味

【断魂】だんこん

魂がきえいる。明・高啓〔夜雨江館、懐ひを写す、二首、一〕詩 燈畫角(ぐわかく)、昏の雨 客と(とも)に斷魂す

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