新井勝利(読み)アライ ショウリ

20世紀日本人名事典 「新井勝利」の解説

新井 勝利
アライ ショウリ

大正・昭和期の日本画家 多摩美術大学教授。



生年
明治28(1895)年3月6日

没年
昭和47(1972)年6月21日

出生地
東京・京橋

主な受賞名〔年〕
日本美術院賞(第25 26 27 28回)

経歴
明治42年ごろ梶田半古師事、巽画会に出品して受賞。大正4年日本美術院研究生となり昭和4年安田靱彦の指導を受け、5年「葡萄」が第17回再興院展に初入選した。11年日本美術院院友、第25〜28回展で日本美術院賞を連続受賞、16年同人となった。15〜19年法隆寺壁画模写。18年海軍報道班員としてトラック島などに従軍戦後は日本美術院に出品、24〜40年多摩美術大学教授。「玄奘三蔵」「伊勢物語より七題」「源氏物語より三題」などが代表作。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新井勝利」の解説

新井勝利 あらい-しょうり

1895-1972 大正-昭和時代の日本画家。
明治28年3月6日生まれ。梶田半古(かじた-はんこ),安田靫彦(ゆきひこ)にまなび,昭和5年「葡萄(ぶどう)」が院展に初入選。15年から19年まで法隆寺壁画模写に従事した。24年多摩美大教授。昭和47年6月21日死去。77歳。東京出身。本名勝利(かつとし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android