新和田村(読み)しんわだむら

日本歴史地名大系 「新和田村」の解説

新和田村
しんわだむら

[現在地名]三和町新和田

大和田村の南の台地上に所在。小山氏支流の児矢野氏が嘉元元年(一三〇三)富久成ふくじよう寺を建立し、その大檀那になったと伝え、児矢野氏が当地を支配したと思われる。江戸初期までは大和田村と一村を形成し、山川氏の領地であった(→大和田村。寛政三年(一七九一)写の新和田村高反別并村明細帳(児矢野家文書)に「右、新田村大和田之儀、先年高千石ニて壱村ニ御座候所、百年余以前、三百石分ケ壬生領ニ罷成申候、七百石其節古河領ニ罷成申候、只今一領ニ相成申候、右壱ケ村ニ御座候間、田畑百姓共ニ大和田村と入組申候」とあり、高三〇〇石をもって下野壬生藩領新和田村が成立した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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