新川通村(読み)しんかわどおりむら

日本歴史地名大系 「新川通村」の解説

新川通村
しんかわどおりむら

[現在地名]大利根町新川通

外記げき新田の北に位置。北を利根川が流れ、川沿いに水除堤がある。当村および佐波ざわ村・弥兵衛やへえ村・中渡なかわた村を新川と称していたが、のちにそれぞれ一村となったという。村内法輪ほうりん寺の過去帳によると、古くは新座波村、のちに新川辺新田といい、利根川の掘替え後は新川通と改称したという(風土記稿)。田園簿には新川新田とみえる。また、法輪寺前にある地蔵尊の元禄三年(一六九〇)銘には新川村とある。田園簿によれば田高一二石余・畑高二二七石余で、幕府領。国立史料館本元禄郷帳でも幕府領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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