日本歴史地名大系 「新市場村」の解説 新市場村にいぢばむら 千葉県:佐原市新市場村[現在地名]佐原市新市場下総台地北部に位置し、北は香取村、東は多田(ただ)村。集落は丘陵地に形成され、水田はおもに小野(おの)川の谷に広がる。現在は「にいちば」ともいう。中世は香取社領大畠(おおはた)村の一部とされる(「下総国旧事考」など)。嘉吉二年(一四四二)九月一五日の御手洗吉満売券(香取文書)に「新市場秀野のたいら□ミちのうゑ」などとみえ、畠三ヵ所を本直銭三貫文で右京次郎に売却している。なお応永八年(一四〇一)一一月に香取社大禰宜の大中臣長房が「大師田壱反并新市場屋敷」を寄進している(年月日未詳「寄進田覚」同文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by