新方袋村(読み)にいがたぶくろむら

日本歴史地名大系 「新方袋村」の解説

新方袋村
にいがたぶくろむら

[現在地名]春日部市新方袋・中央ちゆうおう三丁目

内牧うちまき村の南に位置し、古隅田ふるすみだ川東岸の沖積地に立地する。上大増かみおおまし新田に飛地があった。埼玉郡百間もんま領に属した(風土記稿)。寛永五年(一六二八)の岩付領新方袋村御検地帳・同村新田之分帳(山口家文書)によると、本田分は反別四七町九反余、うち田一一町二反余・畑三五町六反余・屋敷一町一反余、新田分は反別二町余、うち田八反余・畑一町一反余となっている。田園簿には袋村とみえ、田三九石余・畑一〇二石余、岩槻藩領。寛文一一年(一六七一)年貢割付状(山口家文書)によれば高四二八石余・反別五一町七反余(田一〇町七反余・畑三七町九反余)で、年貢は米七六石余・永四〇貫余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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