新烏丸頭町(読み)しんからすまかしらちよう

日本歴史地名大系 「新烏丸頭町」の解説

新烏丸頭町
しんからすまかしらちよう

上京区新烏丸通荒神口一丁下ル

町の東を河原町かわらまち通が、西を新烏丸しんからすま通が南北に通る。

元禄四年(一六九一)京大絵図には、この辺りに浄土宗西山派の三福寺などの寺院が建並ぶ。宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」は「新烏丸通の荒神口より椹木町あたり迄は公家方御やしき他」と記す。寺院より公家屋敷への変化は宝永五年(一七〇八)の大火後と思われ、「坊目誌」は三福寺もこの時二条川東(現中京区)に移り、町奉行所同心の組屋敷となったと記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android