荒神口(読み)こうじんぐち

精選版 日本国語大辞典 「荒神口」の意味・読み・例文・類語

こうじんぐちクヮウジン‥【荒神口】

  1. 京都の地名
  2. [ 一 ] 平安京近衛(このえ)大路東端にあたる近衛河原付近。近世以来の称。古くは「今道の下口」「吉田口」などと称し、吉田・北白川を経て志賀越に通ずる街道口であった。現在の京都市上京区の荒神口通のあたりをいう。
  3. [ 二 ] 丸太町通より三町北、寺町通から鴨川にかかる荒神橋に至る東西の通り。
    1. [初出の実例]「荒神口(クヮウジンぐち) 寺町通革堂のくゎんをんの北のかた東川原へ出る也」(出典京羽二重(1685)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android