新羅船(読み)しらぎぶね

精選版 日本国語大辞典 「新羅船」の意味・読み・例文・類語

しらぎ‐ぶね【新羅船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上代、わが国をおとずれた新羅国の船。
    1. [初出の実例]「磐金これを問曰く。是船は何国の迎船ぞ。対いて曰く、新羅船也」(出典:日本書紀(720)推古三一年一一月)
  3. 新羅式の船型、構造艤装(ぎそう)の船。平安初期、日本船より耐波性に富むところから大宰府建造、使用させたもの。
    1. [初出の実例]「令下二大宰府新羅船。以能堪風波也」(出典続日本後紀‐承和六年(839)七月丙申)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android