方保田城跡(読み)かとうだじようあと

日本歴史地名大系 「方保田城跡」の解説

方保田城跡
かとうだじようあと

[現在地名]山鹿市方保田 大道

標高三五メートルの方保田台地の西側突端部にあり、南側と西側は大きく蛇行する菊池川に囲まれ、北側も西流する方保田川によって外部と画されている。「国誌」によれば城主は菊池氏庶流の方保田興三郎重兼とあり、その後は三郎武明が在城という。城跡は大道だいどう小学校敷地となっているが、校舎建替時の昭和五六年(一九八一)試掘調査がなされ、西側斜面の縁部に土塁の痕跡が、さらにその外側斜面部に深さ約三メートルの断面がU字形をなす空堀が巡らされていることが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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