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方相氏 ホウソウシ

デジタル大辞泉の解説

ほうそう‐し〔ハウサウ‐〕【方相氏】

《もと中国周代の官名宮中で、追儺(ついな)のとき悪鬼を追い払う役。黄金四つ目の仮面をかぶり、黒い衣に朱の裳(も)を着、と盾を持ち、内裏の4門を回って鬼を追い出した。

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大辞林 第三版の解説

ほうそうし【方相氏】

昔、宮中の追儺ついなの儀式のとき、黄金の四目の仮面をかぶり、玄衣に朱の裳をつけ、矛と盾を持って悪鬼を追い払った役。また、天皇・親王・太政大臣の葬送のときに棺ひつぎを載せた車の先導をもした。方相。

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世界大百科事典内の方相氏の言及

【追儺】より

…大儺(たいな),鬼やらいともいう。古く中国に始まり,《周礼(しゆらい)》によれば方相氏(ほうそうし∥ほうしようし)と称する呪師が熊の皮をかぶり,四つの黄金の目玉のある面をつけ,黒衣に朱の裳(も)をつけ,手に戈(ほこ)と盾(たて)とをもって疫鬼を追い出した。日本へは文武天皇のころに伝わったという。…

【鍾馗】より

…起源については,明の楊慎,清の顧炎武,趙翼らが考証し,鬼を撃ち追う椎(つち)〈終葵〉〈鍾葵〉がのちに同音の鍾馗という神名に変化したという。また鍾馗信仰は古代の大儺(たいだ)(鬼やらい,追儺(ついな))に発し,鍾馗の形象は仮面をつけ熊皮をかぶって大儺をつかさどる巫師〈方相氏〉から転化したという説もある。鍾馗神話はしだいに敷衍されて,明・清代には《鍾馗全伝》《斬鬼伝》《鍾馗嫁妹》など通俗小説や戯曲が現れ,庶民により親しい神となった。…

※「方相氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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