方領村(読み)ほうりようむら

日本歴史地名大系 「方領村」の解説

方領村
ほうりようむら

[現在地名]甚目寺町方領

北はもり村に接する。「徇行記」によれば、概高四一六石余はすべて藩士六人の給知。田は一二町七畝余、畑は一六町三畝余。「寛文覚書」に戸数四一、人数二二七とある。「徇行記」は「耕田不足ナルニヨリ森村ノ田畝ヲ承佃セリ、小百姓ハカリニテ貧村ナリ(中略)此村ニテハ大蘆牛蒡茄子・瓜・西瓜ヲ専ラ作リ、下小田井市ヘ売出セリ、此村ハスベテ膏腴ノ地ナリ」と記し、現在も方領大根の原産地として著名

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android