日本歴史地名大系 「於保多神社」の解説 於保多神社おおたじんじや 富山県:富山市富山城下柳町於保多神社[現在地名]富山市於保多町旧県社。祭神は菅原道真および前田利次・正甫・利保。江戸時代までは天満宮と国玉(くにたま)社の二社であった。天満宮は寛文五年(一六六五)富山初代藩主前田利次が、祈願所として富山城下古寺(ふるでら)町(現常盤町)にあった時宗浄禅(じようぜん)寺境内に、先祖菅原道真を祀ったのに始まる。宝永五年(一七〇八)柳(やなぎ)町の現在地に移されたといい、安政元年(一八五四)の富山城下絵図(県立図書館蔵)には、柳町の東端南側に天満宮・浄禅寺が記載される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by