旗松亭(読み)きしょうてい

知恵蔵mini 「旗松亭」の解説

旗松亭

長崎県平戸市のホテル。1949年創業(69年法人改組)の有限会社旗松亭が、昭和天皇皇后をお迎えするホテルとして建設し、69年8月に国際観光ホテル「旗松亭」としてオープンした(当時客室数33室)。名前の由来は、松浦藩のお茶室の名前(旗松亭)から。同市平戸港の高台に位置しており、2008年以降は客室数90となり、屋上露天風呂やパノラマ展望大浴場などを備えている。02年1月期には年収入高約11億6500万円を計上、同年には今上天皇皇后が宿泊された。10年3月、金融機関からの借入金債権回収会社に売却され、16年1月29日、同社は長崎地裁佐世保支部へ民事再生法適用を申請し、同日保全命令を受けた。

(2016-2-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android