日本歴史地名大系 「日ノ尾村」の解説 日ノ尾村ひのおむら 京都府:福知山市日ノ尾村[現在地名]福知山市字日尾(ひのお)牧(まき)川の支流佐々木(ささき)川の谷の最南に位置し、東は日ノ尾峠をもって大呂(おおろ)村、西は兜(かぶと)山を境に枝村常願寺(じようがんじ)村、南は下小田(しもおだ)村、北は枝村一(いち)ノ宮(みや)村に接する。中世は佐々岐(ささき)庄上山(かみやま)保の地。「丹波志」に「日ノ尾 支一ノ宮 支常願寺高千拾壱石四升 中古分テ村ト唱、元禄帳面ニ日尾村ト出セリ」とあり、元禄一三年(一七〇〇)丹波国郷帳に「高千拾壱石四升 日ノ尾村」とみえ、天保郷帳でも日ノ尾一村が記されて、一ノ宮・常願寺はみえない。しかし実際にはそれぞれが高付され、「丹波志」に「本村日ノ尾村 高弐百九石八斗内百七十五石七斗綾部領三十三石九斗九鬼十郎左衛門領」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報