日の御蔭(読み)ヒノミカゲ

デジタル大辞泉 「日の御蔭」の意味・読み・例文・類語

ひ‐の‐みかげ【日の×蔭】

《日の光の陰になる所の意》宮殿
高知るあめの御陰天知るや―の」〈五二
日の神、すなわち天照大神あまてらすおおみかみ神徳
「宮柱下つ岩根にしきたててつゆも曇らぬ―かな」〈新古今神祇

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精選版 日本国語大辞典 「日の御蔭」の意味・読み・例文・類語

ひ【日】 の 御蔭(みかげ)

  1. 壮大な天子御殿。「天(あま)御蔭」と対に、同じような意で用いられた。
    1. [初出の実例]「高知るや 天の御蔭 天知るや 日御影(ひのみかげ)の」(出典万葉集(8C後)一・五二)
  2. 日の神、すなわち天照大神の徳。
    1. [初出の実例]「宮柱したつ磐根にしきたてて露もくもらぬ日のみかげかな〈西行〉」(出典:新古今和歌集(1205)神祇・一八七七)

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