デジタル大辞泉 「高知る」の意味・読み・例文・類語 たか‐し・る【高知る】 [動ラ四]1 りっぱに建造する。「真弓の岡に宮柱太敷きいましみあらかを―・りまして」〈万・一六七〉2 りっぱに治める。「我が大君神の命みことの―・らす布当ふたぎの宮は」〈万・一〇五三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「高知る」の意味・読み・例文・類語 たか‐し・る【高知】 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「たか」は高大の意でほめことば )① 立派につくり構える。[初出の実例]「高天原に氷木(ひぎ)多迦斯理(タカシリ)(此の四字は音を以ゐる)て居れ」(出典:古事記(712)上)② 立派におさめる。立派に統治する。[初出の実例]「吾が大王の 神ながら 高所知(たかしらせ)る 稲見野の」(出典:万葉集(8C後)六・九三八)③ 高く盛りあげる。[初出の実例]「(みか)のへ高知(タカシリ)(みか)の腹満(み)て双(なら)べて」(出典:延喜式(927)祝詞・祈年祭(九条家本訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例