日出坂峠(読み)ひでさかとうげ

日本歴史地名大系 「日出坂峠」の解説

日出坂峠
ひでさかとうげ

摂丹の旧国境、日出坂の北西端に位置し、標高三〇八メートル。丹波への道は当峠を越し油井あぶらい(現篠山市)に至る。慶長国絵図にはこの道を丹波越・但馬道と記す。江戸時代には三田藩篠山藩の境であった。享和二年(一八〇二)の菱屋平七長崎紀行(京都大学文学部蔵)に、油井村より五、六町山道を登れば秀坂(日出坂)峠、峠より五、六町下れば秀坂村、茶屋ありとある。「摂津名所図会」に「大坂天満橋よりこの所まで十三里十五町六反(中略)、丹波笹山へ一里半」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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