日向石村(読み)ひゆうがいしむら

日本歴史地名大系 「日向石村」の解説

日向石村
ひゆうがいしむら

[現在地名]甘木市日向石

小石原こいしわら川を境に上秋月村の南に位置する。夜須やす郡に属し、西は千手せんず村、南東下座げざ山見やまみ村。天保三年(一八三二)に上秋月村から分村して一村となった(秋月藩政関係史料調査報告書)。「ひゅうがし」ともいった(地理全誌)。旧高旧領取調帳では高六〇六石余。上秋月村八幡宮の氏子で、村内には小社八(菅原神社二・大神宮・粟島神社・大三輪神社・多奈神社・水神社・貴船神社)を祀る。本村の真宗西派光行寺は肥後国山鹿光専こうせん寺の慶宅が御笠みかさ吉木よしき(現筑紫野市)に移住して光行寺と号したのが草創で、慶宅はのちに当地(当時は上秋月村のうち)に移り、正保三年(一六四六)光行寺を建立、その後千手明光みようこう寺に転住したという(地理全誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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