日本歴史地名大系 「光行寺」の解説 光行寺こうぎようじ 兵庫県:豊岡市豊岡町滋茂町光行寺[現在地名]豊岡市元町円山(まるやま)川の西岸、元(もと)町の北東端近くにある。浄土真宗本願寺派。護法山と号し、本尊阿弥陀如来(木造立像)。かつては高屋山と号し、光妙(こうみよう)寺と称したが、正徳三年(一七一三)本山から「同所明キ寺号光行寺ト改号被仰付」れた(当寺蔵文書)。ただし旧光行寺についてはまったく知られていない。明治元年(一八六八)山号を護法山と改めた。寺伝では、嘉禄二年(一二二六)城崎(きのさき)郡高屋(たかや)村にあって真言宗のとき、配流中の雅成親王が光妙寺に入り出家、その子浄円も同寺に入って宗旨を浄土真宗に改め、永仁元年(一二九三)現地に移ったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報