日本歴史地名大系 「日和佐浦郡代役所跡」の解説 日和佐浦郡代役所跡ひわさうらぐんだいやくしよあと 徳島県:海部郡日和佐町日和佐浦日和佐浦郡代役所跡[現在地名]日和佐町日和佐浦江戸時代、徳島藩が設置した役所の跡。日和佐陣屋・日和佐役所とも称された。貞享三年(一六八六)日和佐浦の代官屋敷に鉄砲が置かれているので(元居書抜)、郡代所の設置以前に代官所機能があったのであろう。「蜂須賀治世記」に諸奉行格の石浜幾右衛門・同園右衛門が居住していると記される。明和六年(一七六九)領内を六区に分け、それまでの郡奉行を郡代と改めるが、このとき海部郡は那賀(なか)郡と同区になり、郡代三名が置かれた。郡代は徳島城下の郡代役所に詰めて管轄区を巡見していたが、海部郡には寛政一一年(一七九九)郡代所が設置されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by