日在村(読み)ひありむら

日本歴史地名大系 「日在村」の解説

日在村
ひありむら

[現在地名]大原町日在

若山わかやま村の北東太平洋に臨む平坦地に立地し、日在浦がある。日有とも記し、ヒヤリともよんだ。檀那門跡相承資(逢善寺文書)に「ヒヤリノ円明寺」とみえる。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に日有村とみえ、高七九八石。慶長五年(一六〇〇)の大多喜藩領分高付帳(大木家文書)では日在村とあり、高七七九石余。領主変遷中魚落なかいおち郷に同じ。元和三年(一六一七)八月の臼井郷年貢高指出案(関家文書)によれば、臼井うすい(現岬町)内の下田五反四畝余が「日在之関」になり、年貢免除になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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