臼井(読み)うすい

精選版 日本国語大辞典 「臼井」の意味・読み・例文・類語

うすいうすゐ【臼井・碓井・薄井】

  1. 姓氏一つ

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日本歴史地名大系 「臼井」の解説

臼井
うすい

佐倉市臼井地区を含む一帯に比定される。広域にわたる臼井庄との関連は明らかでないが、同庄内神保じんぼう(現船橋市)星名ほしな(現八千代市)などと同じく庄内の一郷であったとも想定しうる。天福二年(一二三四)正月一二日の太神宮司庁宣(小朝熊社神鏡沙汰文)に下総国臼井郷住人南無妙房とみえる(印旛郡の→臼井庄。元弘元年(一三三一)一二月二五日の長井頼秀室尼しようゐん譲状(毛利家文書)によれば、臼井の堀の内の名田・在家が長井貞頼に譲られており、臼井田の江間うすいだのえま(居間)にあたると考えられる。貞和五年(一三四九)八月二五日には貞頼が同地などを嫡女「御この」に譲っている(福原家文書)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「臼井」の意味・わかりやすい解説

臼井
うすい

千葉県佐倉市西部の一地区。旧臼井町。印旛(いんば)沼の南に位置する。1114年(永久2)千葉氏の一族臼井氏が築いた臼井城があり、城跡が残っている。その近くに名大関雷電為右衛門(らいでんためえもん)の分葬された墓がある。成田(なりた)街道宿場町で、印旛沼を通じて利根(とね)川水運の港でもあった。一帯は京成電鉄本線に沿っていて大規模な宅地開発が進められ、キャンプ場印旛沼サンセットヒルズもある。

[山村順次]

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