日本商事仲裁協会(読み)にほんしょうじちゅうさいきょうかい(英語表記)Japan Commercial Arbitration Association

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本商事仲裁協会」の意味・わかりやすい解説

日本商事仲裁協会
にほんしょうじちゅうさいきょうかい
Japan Commercial Arbitration Association

商事仲裁機関。本部は東京都千代田区。日本と外国の間の経済取引で生じた民間商事紛争の仲裁,調停斡旋,相談,調査などを行なう。また 1973年から「物品の一時輸入のための通関手帳に関する条約」(ATA条約)に基づいて税関処理の簡略化のために用いられる通関手帳である ATAカルネの発給および保証に関する業務を行なっている。1950年,経済団体連合会,日本中小企業団体連盟,各地区の商工会議所などが発起人となり,国際商事仲裁委員会として日本商工会議所内に設置された。1953年日本商工会議所から独立し,社団法人国際商事仲裁協会改組。2003年現名称に変更。

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