日本方言学会(読み)にほんほうげんがっかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本方言学会」の意味・わかりやすい解説

日本方言学会
にほんほうげんがっかい

国語方言研究の振興と普及とをはかる目的で設置された学会。東京方言学会 (東京大学中心。前身は方言研究会) に東京文理大方言研究会,國學院大學方言研究会,近畿国語方言学会 (京都大学中心) ,広島方言学会 (広島文理大学中心) が合流統合して 1940年 10月に成立。第1代会長柳田国男,2代目新村出で,東条操幹事として編集その他の活動の中心となった。機関誌『方言研究』を第十輯まで発行。論文集としては『日本語のアクセント』 (1942) ,『国語アクセントの話』 (1943) を編み,アクセント研究を大きく前進させた。 1944年3月国語学会創立にあたり,発展的解消を遂げた。

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