日銀預け金(読み)にちぎんあずけきん

改訂新版 世界大百科事典 「日銀預け金」の意味・わかりやすい解説

日銀預け金 (にちぎんあずけきん)

金融機関が日本銀行との間の当座勘定契約に基づき,日銀に預入れする当座預金(日本銀行法20条3号)。預金残高に対して利子は付されない。同預け金は,手形交換じり決済をはじめコール取引その他の諸決済等取引先金融機関相互間の決済に利用されるほか,手形割引,手形貸付け,為替決済,国庫金等日銀の対取引先受払いもすべてこの預け金を経由することとなっている。このように日銀預け金は日本の金融市場に取引の具体的な場を提供している。また準備預金制度(1957年5月制定)適用先の準備預金もこの勘定に預入れされる(準備預金制度法3条)。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 鈴木

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む