旧りす(読み)フリス

デジタル大辞泉 「旧りす」の意味・読み・例文・類語

ふり・す【旧りす/古りす】

[動サ変]過去のものとなる。古くなる。多く、下に打消しの語を伴って用いる。
「心もて草の宿りをいとへどもなほ鈴虫の声ぞ―・せぬ」〈・鈴虫〉

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精選版 日本国語大辞典 「旧りす」の意味・読み・例文・類語

ふり‐・す【旧・古】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 多く下に否定の語を伴って用いる ) 古くなる。古びる。昔のままでなくなる。
    1. [初出の実例]「身は早く奈良の都になりにしを恋しき事のふりせざるらん〈よみ人しらず〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)恋四・八六一)

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